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飲酒は筋肥大を妨げる!?因果関係を徹底解説!

新大阪パーソナルジム&レンタルジム「MARO’S GYM~まろじむ~」オーナー兼トレーナーのYU-TOです♪

今回は、飲酒と筋肥大の因果関係について解説していきます。

 

ストレス社会なんて言われていますが、一日の仕事を終えて、ストレス解消のため家に帰れば即ビールといった方も多いのではないでしょうか?

 

私も以前はそんな日々を送っていました。

大会出場を志したからというよりも、娘の誕生がお酒を辞める最大のキッカケになったように思います。

 

私が仕事をしているときも、帰宅してからも、一日中子どもの面倒を見てくれている妻の横で、自分だけビールを飲んでくつろぐのは違うなと思い、数日飲まない日が続き、気付けばお酒を飲まなくても生きていけるようになっていました。。。笑

 

もちろん、付き合いなどで飲みの席へ参加することもありますが、本当にお酒が弱くなったなという実感はあります。

 

お酒を飲まなくなって感じることは、「筋肉が発達しやすくなった」「翌日の調子がすこぶる良い」ということです。

 

そしてそれは科学的に解明されつつあります。

それらのことについてまとめていきますので、最後まで読んでいってくださいね♪

目次

飲酒は身体に無理を強いる?

アルコールを飲んでも代謝能力には個人差がありますが、「アルコール1g=7kcal」であることは皆に共通しています。
身体にとっては、固形であっても液体であってもカロリーであることに変わりはありません。
アルコールを摂取すると、肝臓に送り込まれ代謝されていきます。
そのアルコールはエタノールとして分解されていくのですが、これが有害な性質を持つ副産物となります。
エタノールの有害性を何とか緩和しようと、身体は分解活動を開始します。
こうして代謝活動が行われている間は、炭水化物や脂質の消費活動が抑制されてしまうため、「アルコールを摂取すると太りやすくなる」ということに繋がってしまうという訳なのです。

飲酒が筋発達を妨げてしまう理由

飲酒によって筋肉の発達が妨げられる理由は様々ありますが、ここでは代表的なものについていくつか紹介していきます。

1.インスリンへの影響

筋発達と体内のインスリンレベルは密接に関係しています。インスリンが体内で本来の働きをしていたら、身体に取り込まれた栄養素は効率よく筋中に運搬され、筋発達のために使われていきます。
だからと言ってインスリンが大量に分泌されればよいというわけではありませんが、インスリンの分泌が鈍いのも大いにマイナスとなります。

アルコールを頻繁に摂取するようになると、体内に入ってきたアルコールに対して、インスリンの分泌が鈍くなっていきます。
そうなると、アルコール以外の食物を食べても、インスリンの反応が鈍くなってしまい、筋肉の発達に必要なタンパク質や炭水化物が筋中に取り込まれにくくなってしまいます。

2.タンパク質の同化を妨害する

筋肉は常に異化反応(分解)と同化反応(合成)を繰り返しています。
通常であれば、運動を行い、十分なタンパク質を摂取すると、体内ではアミノ酸の働きが活発になり、筋中に多くのアミノ酸が取り込まれるという同化反応が起こります。
これにより、筋肥大に繋がっていきます。

この同化反応が、アルコールの摂取によって妨害されてしまうため、筋発達にはマイナスとなってしまいます。

3.ホルモン分泌に影響を与える

トレーニングに励む人にとって、ホルモン分泌はとても大切なことです。
例えば、テストステロンや成長ホルモンなどのアナボリックホルモンの分泌が活発になれば、筋肥大の効果が期待できます。
成長ホルモンはタンパク質の入れ替えを促す働きがあるため、筋中へのタンパク同化や代謝を調整する働きなどがあります。

飲酒が習慣になると、アルコールは血中のコルチゾールレベルを高めてしまいます。
更に、飲酒によって良質の睡眠も妨害されてしまいます。

これらの作用により、体内のアナボリック反応に悪影響を及ぼし、筋発達を妨害してしまうという状況が起きてしまいます。

4.アルコール摂取の男女差

体質によって例外はありますが、一般的に女性はアルコールの吸収が男性よりも早く、飲んだお酒が体内で分解されて排泄されるまでにより長い時間がかかるとされています。

しかし、男性の方が日常的に飲酒をしているケースが多く、アルコールの消費量が多いのも男性であるため、アルコールの影響を受けやすいのは女性よりも男性であるということは覚えておいてください。

※もちろん個人差はあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

まだまだ完全に解明されていないことばかりではありますが、飲酒をすると、体内で生成されるテストステロン量は減少してしまうため、筋肥大の効率を下げてしまうということは間違いのない事実です。

これまでの動物実験によって、飲酒は視床下部一下垂体一性腺系に影響を及ぼし、テストステロンの生成を抑制したという結果が示されています。

また、飲酒によって、テストステロンとは対極にある、コルチゾールというストレスホルモンが血中で高まってしまうことが分かっています。

こうなってしまわないため、
  ・飲酒を控える
  ・一回の食事を少量に抑え、高頻度で摂取する
  ・なるべくストレスを溜め込まない生活をする
という少し慣れるまで時間がかかりそうな方法によって、コルチゾールを抑える効果が期待できます。

どうしても避けられない飲み会などの席では「最大でも3杯まで」というルールを守っていただき、筋発達を妨げない程度で楽しんでいただければと思います!

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